池田糖化工業は、冷え性やむくみ等の改善が期待できる成分、ショウガオールを規格し、独自の乳化技術で透明度を高めた液状タイプの「ジンジャーエキスNE」の販売を開始した。飲料や透明感が必要とされる飲食物への配合に最適。ショウガオール含量を0.5%以上に規格し、原料ショウガをチャイナフリーとした。耐熱性やpH安定性も良好で、レトルト殺菌にも対応する。
同社はかねてから生姜の栽培から調味料に利用されるエキスやミンチまで一貫生産を行っており、5年前から生姜由来の機能性研究に着手。ジンゲロールからショウガオールに変換する手法を駆使し、これまでにショウガオール含量を規格したパウダータイプ3品(標準タイプ「S」、高濃度タイプ「H」、水分散タイプ「E」)を上市している。ロースト感のある風味、乾燥生姜に近い風味、フレッシュ感のある風味などそれぞれ特徴ある風味を有しており、粉末スープや飲料、レトルト食品等で評価されている。
新商品の「ジンジャーエキスNE」は、100mlの水に対し、1日摂取目安量となる0.2g(ショウガオールとして1mg)を溶解させても、今までにない透明感を確保。同社では、温活素材として独自データを有しており、素材供給のほか、複合処方提案、長年の実績を有する味付けを施した受託加工などを手がけていく考え。
100ccの水にショウガオールが1mgになるように溶解した際の透明感