アスク薬品はこのほど、即効性で体感のある新規関節素材、卵殻膜酵素分解ペプチド「NEM®」の本格販売を開始した。
「NEM®」は、鶏由来の卵殻から物理的方法(特許製法)で分離した卵殻膜を原料に、酵素分解によりペプチド化した素材。米国で07年に上市されて以来、関節の抗炎症や鎮痛、軟骨の保護に関して09年から7件のヒト臨床試験が行われており、世界では10年間で5億食の販売実績を有する。昨年米国で健常者を対象にしたRCT試験が行われ、NEM®群に運動負荷試験における関節の痛みとこわばりの有意な改善、軟骨代謝マーカーであるCTX-Ⅱ尿中濃度の有意な低減が報告されている。
卵殻膜は日米両国の動物検疫基準に合格した卵工場から取得しており、万全なトレーサビリティ体制を敷く。米国食品GMP取得工場での工程管理で生産し、日本の検疫基準に適合。品質規格については、日本の食品基準に適合している。ヒト推奨量は500mg/日で安全性も確認している。同社では新規抗ロコモ素材として安定供給も可能なことから、スポーツや中高年向け、女性向けに幅広く提案していく意向だ。