――ここでは雑誌に掲載した内容の一部を紹介いたします。
機能性表示食品の発売動向を追う(30)機能性表示食品の届出・受理の現状
機能性表示食品の受理件数は、2月28日現在で1,253件となった。2月1日〜2月28日までの受理製品は41件で表1(※注:本誌『食品と開発』4月号の記事内に掲載)のとおり。
2017年に発売された健康食品・保健機能食品の新商品は、健康産業新聞の調査で前年比25%増の443品であることがわかった。このうち1/3を「機能性表示食品」が占め、「疲労+ストレス」「脂肪+糖」「脂肪+糖+整腸」といったダブル・トリプル表示の商品の多さが目立った。これはすでに出揃った感のある市場における差別化のための動きと見てとれるが、ダブル・トリプル表示以外では臨床試験によりこれまでにないヘルスクレームで差別化を図る動きも年初あたりから増えてきており、この1ヶ月での臨床試験は5件であった。
健康食品・保健機能食品の新商品を剤型別に分類した結果、「飲料」が全体の1/3を占めてトップ。2位は「錠剤」、3位は「粉末・顆粒」だった。機能性表示食品の剤型も「飲料」が最多で、「ソフトカプセル」「錠剤」と続いた。このほか、スープやソース、ドレッシング、パンなど多種多様な商品が発売された。
この1ヶ月間の企業の新規受理は12社で、2月末時点での受理企業の総数は369社となった。
初受理は
キッコーマン飲料 「食塩無添加トマトジュース」(GABA)、「食塩無添加野菜ジュース」(GABA)
エーエルジャパン 「クロワールアイ・プロ」(ルテイン・ゼアキサンチン)
オーム乳業 「Brio Clear(ブリオクリア)」(DHA・EPA)
ダイセイコー 「毎日歩幸」(非変性Ⅱ型コラーゲン)
パシフィック薬品 「ナイトスリープ」(L-テアニン)
永谷園 「いたわりみそ汁」(GABA)
丸山製茶 「べにふうき緑茶」(メチル化カテキン)、「べにふうき緑茶(国産)」(メチル化カテキン)
アサヒコ 「プラス豆腐GABA(ギャバ)」(GABA)
テクノフーズ 「テクノHMB(エイチエムビー)」(HMB)
ハウスウェルネスフーズ 「C1000 GREEN LEMONADE(グリーンレモネード)」(クエン酸)
製茶問屋山梨商店 「べにふうき釜炒り茶ティーバッグ」(メチル化カテキン)
エコファームみかた 「good job(グッジョブ)」(クエン酸)
※カッコ内は関与成分
―以下、続きは月刊『食品と開発』4月号にてご覧ください。
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