食品素材の記事

ライコレッド、リコピンについて学べる「リコペディア」開設

イスラエルの天然カロテノイド原料メーカーであるライコレッド(Lycored)社は25日、トマトなどに含まれる生理活性成分リコピンについて学べる日本語の百科事典サイト「リコペディア」(http://www.lycored.com/japan-lycopedia/)を開設した。

リコペディアは、リコピンが生涯を通してどのように体にプラスの影響をもたらしていくのか、わかりやすい図や表を交えて紹介したサイト。胎児期、青年期、壮年期、老年期と人生の各ライフステージにどのようにリコピンが健康をサポートするか可視化しているのがサイトの特徴である。

胎児期では、リコピンは幼い子供の繊細な肌細胞を紫外線から守る光保護機能として働く。青年期では激しい運動で発生する活性酸素による細胞の損傷を防御する、紫外線から肌を守る、健康な精子の生存能力や活動を助ける、といった効果をもたらす。また、壮年期・老年期では、酸化LDLコレステロール低下作用に伴う疾病リスクの低減、眼の健康、閉経後女性の骨粗鬆症予防、男性の前立腺肥大予防に役立つなど具体的な健康サポート例について紹介している。

ライコレッド社は、95年にイスラエルで設立されたトマト由来のリコピンなどを手掛ける原料メーカー。
①健康強化のための成分開発
②着色料開発③味覚と食感改善のための材料開発
④栄養素強化のための配合法開発
に分けて事業を行っており、イギリス、イスラエル、ウクライナに生産拠点を保有している。日本では、代理店を通じてトマト由来リコピンやマリーゴールド由来ルテイン、発酵法のβ-カロテンなどを原料販売している。

関連記事

  1. オリザ油化、「シーベリーエキス」の排尿時の不安感に対する作用につ…
  2. 睡眠の質改善と意欲を維持する機能を訴求したサフランエキスを5月に…
  3. オリザ油化、米国における臨床試験で紫茶の運動機能向上作用を確認
  4. 森永乳業、ラクトフェリンが樹状細胞(pDC)を活性化することを確…
  5. 家庭需要の増加など最近の消費者ニーズに適した機能性油脂の新製品
  6. 日成共益、ウキクサ由来の高たん白栄養食品素材「LENTEIN™(…
  7. タートチェリー粉末をスポーツ・ロコモだけでなく睡眠改善にも
  8. 世界初のNMN乳酸菌を食品開発展で披露目

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP