デュポン ニュートリション&ヘルスでは、同社のアルギン酸事業をJRS Groupに売却することを発表した。
対象となるアルギン酸事業は、アルギン酸純品、緩衝塩含有アルギン酸、ペクチン-アルギン酸ブレンドの特殊ポートフォリオ、関連のランデルノー生産拠点、および顧客が含まれる。
JRS Group(J. RETTENMAIER & SÖHNE Group)は、植物性の原材料を主原料とする機能性添加物の大手メーカーで、セルロース、植物由来の食物繊維素材などを製造・販売している。デュポンは2017年にFMCヘルス&ニュートリションを買収したが、その際には本件の売却が条件となっていた。
今後、デュポンN&H、FMC H&N、Dow Food & Pharmaが組み合わされた新しい体制で、食品原料、医薬品、添加物市場に独自サービスを提供していく。