――ここでは雑誌に掲載した内容の一部を紹介いたします。
機能性表示食品の発売動向を追う(33)機能性表示食品の届出・受理の現状
機能性表示食品の受理件数は、5月31日現在で1,316件となった。5月1日~5月31日までの受理製品は30件で表1(注:雑誌に掲載、ここでは割愛)のとおり。
この1ヶ月間の企業の新規受理は6社で、5月末時点での受理企業の総数は386社となった。届出取下げを含む年度別受理件数は、初年度の2015年度が310件、16年度が620件、17年度が452件で、昨年度は前年比27%減となった(届出取下げは6月4日時点で66品)。
消費者庁は、「食品表示に関する消費者意向調査報告書」を公表した。それによると、機能性表示食品の摂取経験は、「現在摂取している」9.9%と「以前摂取していたが、今は摂取していない」15.0%を合わせると約25%で4人に1人の割合であることがわかった。また、「摂取したことはないが、今後摂取してみたい」は36.8%だった。
年齢別にみると、「現在摂取」の割合は、男性は10代が11.9%、女性は70歳以上が14.0%でそれぞれもっとも高かった。機能性表示食品で参考にする表示は、「表示は確認していない」との回答が41.6%で最も高く、「機能性の表示内容」の32.9%を上回った。
今回の受理食品の中で注目なのが、ジェイエイフーズみやざきの「宮崎育ちのほうれんそう」(関与成分:ルテイン)だ。これまでルテインを関与成分とする機能性表示食品の形態はサプリメントが最も多く、加工食品ではヨーグルトやキャンディが主だった。同品は加工食品に分類されてはいるが、より加工度の低い冷凍カット野菜で、加工食品に添加するのではなく原料そのものに含まれるといった点では初となる。
新規受理は、東久漢方薬品が「メタプラス青汁」(関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維))で初受理したほか、GTが「ボディファースト」(同:アフリカマンゴノキ由来エラグ酸)、新広社が「快眠プラス」(同:L-テアニン)、日水製薬医薬品販売が「記憶のとびら サプリ」(同:イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトン)、チチヤスが「チチヤス健康サポートヨーグルト」(同:ビフィズス菌BB-12(B.lactis BB-12)、エルベ・プランズが「わたしケア体脂肪」(同:アフリカマンゴノキ由来エラグ酸)で初受理された。
―以下、続きは月刊『食品と開発』7月号にてご覧ください。
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