龍泉堂では、9月14日に「第1回 学術セミナー」を開催した。同社主催のセミナーとして初めての開催となり、関係者約150名を集めた。
最初の開会挨拶では、同社代表取締役の塩島由晃氏が、同社が取り扱っている原料やその研究などを紹介する場として開催したと説明。今後も続けて行っていくという。
セミナーではまず、東京有明医療大学 教授 川嶋朗氏が「代替医療で難病に挑む」と題し、風邪に関する話題を取り上げ、代替医療の現場や抱える問題点などを分かりやすく解説。欧米に比べ日本では補完・代替医療(complementary & alternative medicine(CAM))が遅れている事や、CAMが正しく活用されていないケースなどを挙げ、今後疾病にならない事(予防)を考える上でCAMが大切になると言及。QOD(Quality of Death)を考えることでQOL(Quality of Life)が向上すると提唱した。
続いて同社開発室の菊池将之氏から「非変性Ⅱ型コラーゲン」についての解説と新知見、同じく開発室の髙橋潤氏からは「アフリカマンゴノキエキス」の試験データと機能性表示に関する説明がなされた。
また塩島氏は、肌の水分量改善機能や抗肥満作用、筋肉増強作用を有する原料「パンドラビューティー」について分かりやすく解説。パンドラビューティーとは、オオバンガジュツの根から抽出したエキス粉末で、有効成分とされるパンドラチンAを3.2%含む。韓国では韓国版トクホにも用いられている美容・ダイエット素材。美肌を保ちつつ健康的に痩せられ、さらにリバウンドしにくい体作りという3分野をサポートできる素材として紹介した。