小林香料の手がけるHMBカルシウム(商品名:小林HMBCa)が8日、世界的なアンチドーピング認証として知られるインフォームド・チョイス認証を取得した。原材料での認証取得は3例目。インフォームド・チョイス原材料認証プログラムに従い、ロットごとにスポーツで禁止されている物質について検査を受けている。
同社は山形県・米沢工場において、原料HMBをベースにカルシウム塩から精製、製品充填にいたるまで一貫生産する国内唯一のメーカー。一昨年12月に製品のHMB含量を変更(80.0~87.0%)し、昨年初には関与成分の定量分析情報を一般に開示するなど、他社との差別化を積極的に図ってきた。筋肉、筋力、体脂肪に関するSRを所有し、シニア層のロコモ対策などを想定した機能性表示食品として自他合わせ多数の受理実績を有する。
昨年後半に、届出表示の「歩行能力の改善」の語句が健康の維持増進の範囲を超えた表現である(機能性表示食品制度で表現できる範囲を超えている)との疑義が生じ、届出表示の見直しを行うため、昨年12月25日付で自社ブランド2商品の届出を撤回したものの、届出表示の表現やSR等の見直し作業は年内に完了しており、年明けの1月7日よりSRの更新版の提供を含め、機能性表示食品の届出支援サービスを再開している。