テクノツリーは、HACCP制度化に伴い必須となる衛生管理の記録に関し、既に紙帳票で対応している食品業従業者や、今後記録の仕組みづくりに対応しなければならない食品業従事者の負担を軽減するため、食品衛生管理チェックシートなどの電子データ化により、関連業務の効率向上を実現するHACCP支援ツールを展開している。
同支援ツールはExcelで作成され、紙で出力されていた帳票やチェックリストを電子データ化できるペーパーレスWebソリューション「XC-Gate.ENT」(http://www.technotree.com/products/xc-gate/xc-gate/)をHACCP対応のために活用するもの。HACCPでは、導入のための7原則12手順においてHACCP手順実施の証拠となる記録とその保存が必須で、実務的にもチェック漏れ防止や集計作業効率化のための取組が欠かせない事情もあり、簡便に業務効率向上が図れる同ツールを利用する動きが広がりそうだ。
同支援ツールの導入に際し、専用ソフトウェアのインストールはサーバのみで、端末へのインストールは不要。食品製造工程管理に使用する様々な紙帳票(消耗品チェックシート、品質監査チェックシート、製造ラインの日報など)を電子化できるため、現場で入力したデータをそのままシステムに記録することが可能となる。
具体的には、①入力帳票の転記・検索時間を削減(ペーパーレス及び原因究明対策)、②Excelの関数を利用した閾値チェックやタイムスタンプ(モニタリング、品質管理)、③実績集計用テンプレート登録で簡単集計(分析・改善処置)―の実現とともに、人件費・印刷費の抑制も図れる。