日成共益は、瀬戸内産のオリーブ葉を利用した機能性食品素材を開発し、本格販売に乗り出す。
新商品「瀬戸内オリーブ葉 粉末」は、オリーブ葉に含まれるオレウロペインに着目した粉末素材。農薬の使用を最小限に抑え、摘み取りから加工まで鮮度を考慮して一貫生産を行っており、バルク供給できる体制を整えた。オレウロペインの有する抗酸化、抗炎症作用などの機能性を紹介しつつ、青汁やスムージーをはじめ、健康志向食品向けの原料として販売していく。
オリーブ葉は、香川県の土産物として販売されている「オリーブうどん」に採用されるなど、現地でも話題の機能性食品素材。瀬戸内オリーブ葉は、小豆島を除く香川県内の大規模なネットワークを活かし、「ミッション」「ルッカ」「ネバディロブランコ」「マンザニロ」の4品種の葉を原料に生産する。
先行販売する100メッシュの粉砕品に加え、粉末中のオレウロペインの数値を規格化した200メッシュ品を用意。健康食品のほか、粉末飲料やお茶、製菓・製パン、麺類など健康志向の一般食品を視野に入れ、幅広く展開する。
なお、「瀬戸内オリーブ」ブランド商品として、OLIVE JAPAN コンテストで金賞を受賞した「瀬戸内オリーブオイル」をはじめ、オイル粉末、実の塩漬け、オリーブ茶を品揃えし、全国規模で市場開拓していく意向だ。