――ここでは雑誌に掲載した内容の一部を紹介いたします。
機能性表示食品の累計受理件数は、2月末現在で1823件(うち撤回159件)となった。2月1日〜2月28日の受理件数は67件で表1のとおり。
初受理の企業は13社。企業名と製品(関与成分)は、沖縄長生薬草本社「休息伝説」(GABA)、翠松堂製薬「健康歩行」(非変性Ⅱ型コラーゲン)、丸和油脂「ラッキーeyeマヨネーズタイプ」(ルテイン)、らてら「北のぴりかV」(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)、サントリービール「からだを想うALL FREE」(ローズヒップ由来ティリロサイド)、吉原食糧「大麦パンケーキミックス」(大麦β-グルカン)、小谷穀粉「お抹茶ラテ」(メチル化カテキン)、不二家「ミルキーチャージ(GABA)」(GABA)、山清「ぷちぷち食感蒸し大麦」(大麦β-グルカン)、小豆島ヘルシーランド「エキストラヴァージンオリーヴオイル プラチナラベル 小豆島産」(オリーブオイルポリフェノール)、リラクル「リラクミンSe」(ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン)、ビューティーサポー「らくほちゃん」(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)、大木製薬「ブレインアシスト イチョウ葉エキスα」(イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトン)。
新規成分では、エラスチン(膝関節の動きサポート)、乳酸菌ラクトバチルスGG株(肌の乾燥を緩和)、ナリンジン(空腹時血糖値の低下)、びわ葉混合発酵茶葉由来ガレート型カテキン・びわ葉混合発酵茶葉由来カテキン重合ポリフェノール(内臓脂肪を減らす)、オリーブオイルポリフェノール(LDLコレステロールの酸化抑制)。アサヒ飲料ではラクトノナデカペプチドを関与成分とした「『はたらくアタマに』抹茶ラテ」など2件が「注意力の維持と計算作業の効率維持に役立つ」旨の表示で受理された。
生鮮食品では、つがる弘前農業協同組合がりんご(王林)で2件め。日本水産の「活〆黒瀬ぶりロイン200g」がEPA・DHA(中性脂肪値を下げる、記憶力を維持)で受理され、これで生鮮食品の受理は56件となった。
機能性表示食品の受理事業者数(個人での登録含む)は2月末の段階で500を突破。最近の傾向は、新規参入が活発化していること。剤型はサプリメント以外の加工食品が半数を占める。SRが主流だが、臨床試験による評価が増加傾向にある。
なお、先ごろ消費者庁が公表した「消費者基本計画工程表」の改定素案には、機能性表示食品の届出データベース改修を3月末までに完了し、4月から運用開始する予定としている。
―以下、続きは月刊『食品と開発』4月号にてご覧ください。
ご購読をご検討の方は⇒ 購読に関する問い合わせ