米国最大規模の自然・健康食品展「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ ウエスト」が3月6日~9日の4日間、カリフォルニア州アナハイムで開催され、国内外から3580社が出展した。「CBD(カンナビジオール)」の出展者数が前年の3倍に増加し、各企業の提案がさらに活発化。約8万8000人が来場したとみられる。
■Plant Based Food(植物由来食品)の台頭
オーツ麦ミルク 牛乳代替として活況。アーモンドミルク、ココナッツミルクなども
フェイクミート 大豆たん白使用のステーキやジャーキーも
フェイクたまご ひよこ豆やオーツ麦を使った卵代替
植物プロテイン アーモンドたん白も登場
・プロテイン関連は、将来のタンパク質危機を見据えた「昆虫食」の提案も
■ストレス軽減や快眠サポートを訴求する提案も多く、スポーツ用途などで市場が急成長 する「CBD」関連の出展社数は140社超。前年の 47 社から3倍に激増した。オイルやグミ、サプリメント、バーム、ハーブティーなど、「CBD」を配合した多様な剤型の商品が披露された。
■今回注目が集まったテーマは、低炭水化物かつ高脂肪の「ケトジェニック食」。良質な脂 質を多く含む「グラスフェッドギー」「MCTオイル」を配合した各種製品が展示された。
■ヴィーガンやローフード対応の美容食では、ゴマをペースト状にした調味料「タヒニ(Tahini)」。地中海料理に使用され、トーストやスープにも使える。今後日本にも浸透するとみられる。
■プロバイオティクスでは、ニュートリションバーやヨーグルト、チョコレートなど一般食品剤型も数多く出品された。
■スーパーフードは、モリンガ配合の「エナジーバー」などが展示。飲食しても罪悪感がないギルトフリー製品として注目を集めていた。また、アントシアニンやビタミンCが豊富な「エルダーベリー」の展示が増加、ハーブティーやジャム、グミに配合した製品が数多くみられた。
※健康産業新聞のホームページにも関連の記載があります。併せてご覧ください。
⇒ https://www.kenko-media.com/health_idst/archives/11872