サンブライトは、仏ボルドー産のブドウ若芽・若蔓由来ブドウレスベラトロールの新製品として、成分中のε-ビニフェリンの機能に着目した「VINEATROL®20-Epsilon」の販売を開始した。
ε-ビニフェリンは、強力な抗酸化能とホスホジエステラーゼ(PDE)阻害活性を有する二量体のレスベラトロール誘導体。国内外では抗炎症作用に関わる脳内のアミロイドβ蓄積抑制や抗肥満効果に関する研究が進められている。同社では、認知機能の維持改善やウエイトコントロールに有望な機能性素材として、市場開拓していく方針。
サンブライトはかねてから、総レスベラトロール類(モノマー及びオリゴマー類)を20%以上含有するボルドー産ブドウレスベラトロール「VINEATROL®20M」を手がけており、長寿遺伝子SIRT-1活性を有するアンチエイジング素材として市場開拓してきた。新製品の「VINEATROL®20-Epsilon」は、総レスベラトロール類を20%以上、ε-ビニフェリン10%以上に規格した粉末素材。ε-ビニフェリンは、血管に関わる疾患の原因となるPDE-3、PDE-4を選択的に阻害するほか、AMPKや下流シグナル伝達経路の活性を介したミトコンドリア機能の活性などが期待されている。
同社では国内外の研究成果をもとに健康食品や一般食品、飲料向けに提案していく考え。血管に関わる疾患予防や肥満予防をヘルスクレームとする機能性表示対応素材としての取組みも視野に入れる。