――ここでは雑誌に掲載した内容の一部を紹介いたします。
機能性表示食品の累計受理件数は、3月末現在で1,897件(うち撤回162件)となった。3月1日〜3月31日公表の受理件数は74件。
初受理の企業は18社。企業名と製品(関与成分)は、
川島米穀店(川島正光)「GABA MAX 玄氣」(GABA)
アルビータ「アルビータ アスタキサンチン」(アスタキサンチン)
あじかん「つくば山﨑農園産あじかん焙煎ごぼう茶」(イヌリン、クロロゲン酸)
メディカルラボ「Give Min’(ギブミン)」(L-テアニン)
静岡県経済農業協同組合連合会「揉一ひとえ粉末茶」(茶カテキン)
クロレラサプライ「ねむるナイト」(L-テアニン)
シマダヤ「『健美麺』食後の血糖値上昇を抑えるうどん」(アルギン酸Ca)
ピックルスコーポレーション「紫キャベツドレ」(酢酸)
美山「イチオシキムチゴールド」(ミヤビスLB( Lactobacillus brevis LB27))
三洋薬品HBC「肌キサンチン」(アスタキサンチン)
友桝飲料「GABA Sparkling」(GABA)
三井農林「クリアサポート」(イヌリン)
クレアル・ジャパン「イチョウ葉」(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトン)
コサナ「難消化性αオリゴ糖」(α-シクロデキストリン)
中野BC「梅エキス うめ効果」(クエン酸)
フレージュ「北海道生まれの乳酸菌 スッキリラ」(有胞子性乳酸菌 (Bacillus coagulans)lilac-01)
日農化学工業「ピュアペリラ」(赤シソ由来ロスマリン酸)
みやび「みやびのルテインプレミアム」(ルテイン、ゼアキサンチン)
一般食品メーカーを中心に、新規参入が活発になっている。
※ クレアル・ジャパンは「イチョウ葉」を3 月25 日に撤回したが、会社合併により法人番号が変更したためであり、再度申請する。
新規成分は、
アムラ由来のエラグ酸(皮膚表面温度(末梢体温)回復)
柑橘エキス由来のクロロゲン酸(イヌリンとともに、お通じ(便量)改善)
ドナリエラバーダウィル由来ベータカロテン(目のピント調節機能の向上)
アルギン酸Ca(食後の血糖値上昇を抑える)
ミヤビスLB (Lactobacillus brevis LB27)(肌の潤いを守る)
PA-3乳酸菌(食後の尿酸値の上昇を抑制する)
乳酸菌S-PT84(おなかの脂肪を減らす)
ヒドロキシクエン酸(HCA)(運動中の脂肪の燃焼を高める)
α-シクロデキストリン(食後の血糖値上昇を抑える)
赤シソ由来ロスマリン酸(目の不快感を軽減)
α-シクロデキストリンを関与成分とするコサナの「難消化性α-オリゴ糖」は、糖質・糖類での初の受理となる。ここのところ尿酸に対応した素材が増加しており、既存のアンペロプシン・キトサン、ルテオリン、アンセリンに、新たにPA-3乳酸菌が加わった。
なお、この1ヶ月には生鮮食品の受理はなかったが、生鮮食品の受理は、3月末現在ではトータルで28件となっている。
2018年3月にガイドライン改正があったこともあり、2018年4〜6月公表分の受理数は3か月合わせて64件にとどまった。しかし下半期に受理ペースが上がり、新規参入も相次ぎ、2018年度は既に500件を超える結果となっている。また、本年3月26日にはさらにガイドラインを改正し、「鼻目のアレルギー」「尿酸値」関連で使用できる軽症者データの範囲を示した。併せて29日から保留となっていた「エキス及び分泌物」の受付を開始した。
―以下、続きは月刊『食品と開発』5月号にてご覧ください。
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