デュポンでは、ニュートリション&ヘルスとインダストリアルバイオサイエンス事業を統合し、新たに「デュポン ニュートリション&バイオサイエンス」とすることを発表した。今後、栄養およびバイオサイエンス分野への取り組みをさらに強化していく。
ニュートリション&バイオサイエンス事業は、62億ドル規模の売上(2018年ベース)で、プレジデントのMatthias Heinzel氏のもと、デンマークのコペンハーゲンを本拠地とし、世界全体で従業員数10,000人以上、70か所の製造拠点、25か所のイノベーションセンターを擁する。食品用機能性素材、栄養補助食品、医薬品添加物、家庭・パーソナルケア、家畜用飼料、バイオテクノロジーの各分野にわたってグローバル市場をリードすることになる。
新事業では、一例として、食品酵素生産、ヒトおよび動物の細菌叢科学、バイオプロセス工学、研究開発といった各領域の専門知識や技能が相互に補完し合うメリットが生まれる。さらに、新たな事業構造により、今まで以上に的を絞った市場進出戦略が可能となる。
デュポン ニュートリション&バイオサイエンスでは、市場主導型の3つのプラットフォーム、1)フード&ビバレッジ、2)ヘルス&バイオサイエンス、3)ファーマソリューションズを通じ、顧客にサービスを提供していく。