サンブライトの販売するアーティチョーク葉抽出物「ALTILIX®」が、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対し、高い改善効果を示すことが新たな臨床試験で明らかとなった。
製造元のイタリア・BIONAP社とパレルモ大学との共同研究により実施されたメタボリックシンドローム患者100名を対象とするRCT試験で判明したもの。非NAFLD 群、NAFLD 境界域群、NAFLD 群の3つのグループに分け、ALTILIX®を1日150mg、6カ月間摂取し、摂取前後のALT、AST、中性脂肪、コレステロール、CIMT(頸動脈の血管の厚さ)、FMD(血管内皮)、Hb-A1c等を測定したところ、プラセボ群と比較して有意に改善していることを確認している。
こうした効果については、ALTILIX®が脂肪酸合成酵素の働きを抑制して、脂肪酸の合成を防ぎ、その結果、肝細胞への脂肪蓄積が抑制され、脂肪肝を予防する、としている。
ALTILIX®は、イタリア・シチリア島のアーティチョーク葉からエタノール抽出した水溶性の粉末製品。成分中のクロロゲン酸類を10~12%、ルテオリン-7-グルコシド類として2~4%を規格している。クロロゲン酸やその誘導体は、胆汁分泌機能や胆汁排出機能、肝機能保護機能などへの有効性やLDLコレステロールの酸化を抑制する機能が期待されており、効果を裏付ける論文も多い。
サンブライトでは、メタボやNAFLD予防に期待が高い機能性素材として、錠剤・カプセル形状のサプリメントや健康ドリンク、健康志向食品を視野に入れ、幅広く提案していく意向である。