西光エンジニアリング・代表取締役の岡村邦康氏は、静岡県が科学技術振興と経営革新に貢献した個人や事業所を顕彰する令和元年度の「静岡県科学技術振興表彰」において、「研究開発功労者」として表彰された。
同表彰は、科学技術の振興が県経済の成長と県民生活向上に極めて重要であることから、県内科学技術水準の向上、県民生活の安定等に実績顕著な発明の考案者や、科学技術に関して優れた研究成果をあげた研究者、科学技術振興上の優れた実績をあげた科学技術振興者を表彰することで、科学技術の普及啓発、科学技術水準の向上につなげるのが目的。研究開発功労者は、長年科学技術の研究開発に従事し、その研究活動によって社会、経済に対して貢献のある優れた研究成果をあげ、県内研究者の範となる県内在住者が表彰対象となっている。
岡村氏は、独自のマイクロ波減圧乾燥装置や焙煎装置などの開発をはじめ、セルロースナノファイバーの濃縮技術に関する特許「セルロースナノファイバー濃縮、乾燥品の製造方法とセルロースナノファイバー再分散液の製造方法」(特願2017-168394)を静岡県と共同出願するなど、独創的で経済効果の高い装置の開発や技術の確立を主導してきており、静岡県経済・産業の発展に貢献してきた実績が顕彰された。