タイをはじめ東南アジアから健康素材を輸入・販売しているサントレックでは、このたび、タイ産の食用コオロギ粉末「クリケットパウダー」の取り扱いを開始した。
タイのチュチカンファーム社で飼育されたヨーロッパイエコオロギ種の粉末品で、たん白質を63.3%と高含有する。脂質は11%と低く、食物繊維やミネラル・ビタミンも豊富に含む。飼育は衛生管理に留意しながら行われ、エサとなるエンサイ(空心菜)は自社で育てたオーガニック品を使用。飼育日数は45日と短い。
クリケットパウダーの風味はエビに近いため、日本人にもなじみやすいと思われる。粉末だけでなく乾燥品(姿)での供給も可能。
タイでは伝統的にコオロギをはじめ、タガメやセミなど昆虫が食用とされており、市場や屋台で調理・販売されている。菓子やパン、麺に練りこんだ商品も数多い。年間を通じて養殖でき、飼育しやすいことから、欧米での需要増に伴いコオロギの生産拠点として生産量が急増している。環境にやさしく(CO2発生量が少ない)、飼育の際にエサや水も牛豚と比べ少なくて済む。
サントレックではそのほか、青色が鮮やかなハーブであるバタフライピーなども原料供給している。サントレックのHP⇒ http://www.santrex.co.jp/