イングレディオンは、中国山東省にある山東工場の拡張に投資し、でん粉製品の生産能力アップと、製品ポートフォリオの大幅拡大を発表した。
それによると、山東工場の隣接地に新たなでん粉製造工場を建設。既存施設との一体化により一貫生産を実現する。完成後のでん粉総生産量は現在の2倍以上となり、幅広い製品の安定供給に繋げることができる。投資は2022年までに完了する。
山東工場はnon-GMOコーンなど原料産地にも隣接しており、サスティナビリティに配慮した効率的な原材料の確保が可能。生産者との共同農業プログラムも進めていく方針。
イングレディオンは、世界的に高まるプレミアム志向や健康志向を見据え、今後さらに多様化しながら伸長する市場に向けて“スペシャルティスターチ”を、安定的に効率よく、最適な供給を目指している。