日本豆乳協会は、2020年1-3月期における豆乳類全体の生産量は94,063kLと、前年と比べ6.8%の増加となったことを発表した。新型コロナウイルスの影響により在宅時間が増加したことで、家庭内での豆乳の摂取がさらに普及したと考えられている。
分類別にみて、最も伸び率が高いのは「豆乳(無調整)」で、生産量は28,219kL(127.3%)。生産量が最も多い「調製豆乳」は46,879kL(103.5%)、「果汁入り豆乳飲料」は3,841kL(113.5%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は、13,341kL(108.6%)と、すべてのカテゴリーにおいて生産量、出荷量ともに順調に拡大した。
一方、主に業務用として生産している「その他」に分類される豆乳は、1,783kL(35.9%)で減少となった。
新型コロナウイルスの影響により在宅勤務が増え飲食店での外食を控える傾向にあったことから、宅内での消費量は大幅に増加し、飲食店用の業務用豆乳の生産量は減少。生活者の買物の仕方も変化し、長期保存が可能な豆乳の需要がさらに高まったのも増加の一因とみている。
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