アイリスの販売する風化貝カルシウムは、北海道八雲町で産出される風化ニシキ貝を原料としたカルシウム。1,500〜2,000 万年前に海底に堆積したニシキ貝の化石を、化学合成や抽出などの加工をせずにそのままの形で粉末化した未焼成カルシウムで、殺菌も低温殺菌であるため熱変性もしていない。
風化ニシキ貝カルシウムは炭酸カルシウムの結晶の形が、石灰石に含まれる方解石(カルサイト)タイプとは違い、あられ石(アラゴナイト)である。あられ石は酸化により微細化する性質を持つため、胃液により微細化されて吸収されやすくなる。さらに、有機のカルシウムである点、古代ソマチット(地球最古の原子生物)を含んでいるなど、従来の貝カルシウムとは異なった特徴を示す。
風化貝化石カルシウム研究の第一人者である弘漢療法院の川村昇山氏による研究によりその特徴や機能が解明されており、弘漢療法院において風化貝化石カルシウム摂取による骨状態の改善・正常化などの効果が実証されている。また、老齢になってくると骨以外の体組織に異所性石灰化が見られるが、風化貝カルシウムの継続摂取により石灰化部分が消滅するという症例が注目されている。そのため、海馬周辺の石灰化が一因とされる認知症に対しての有効性にも期待がかかる。
同社は創業から46 年の歴史を持ち、自社グループ内で採掘から製造、原料卸、さらに製品販売まで一貫して手掛けており、安定した品質の製品を供給できる。自社製品として「ママカル1500 万年シリーズ」を販売しているが、最近は原料卸も好調に推移している。
詳細はこちらをご覧下さい⇒ https://www.iris-tokyo.jp/
※食品と開発6月号では、上記を含め、ミネラル素材を紹介する記事を掲載しております。購読にご興味のある方はこちらをご覧ください
⇒ https://www.kenko-media.com/form/?type=sub&media=food_devlp