森永乳業の子会社であり、ラクトフェリン生産量が世界的トップシェア(Absolute Reports社 2019年データによる)となるドイツ「MILEI GmbH」(以下 ミライ社)は、ラクトフェリンの生産体制をさらに強化すべく、製造能力を現在の2倍以上に増強すると発表した。
新たな生産設備の稼働は2021年4月を予定し、完成後の製造能力は約170トンと、2019年度の2倍以上になる予定。
ラクトフェリンは欧米やアジアを中心に、育児粉乳やサプリメントなどで需要が伸長している。健康・栄養に対するニーズは世界的に高まっており、様々な機能性を有するラクトフェリンの需要は長期的に高まると予想されている。
森永乳業グループにおいて、ラクトフェリンを重要な機能性素材として位置付けており、60年以上にわたる基礎研究と商品への応用を推進してきた。今回、ミライ社の製造能力を増強することで、今後さらに高まると予想されるラクトフェリン需要に対応していく。