飯島電子工業は、国内初の酸素濃度計専門メーカーとして1972年に創業以来、用途とソリューションに対応した酸素計、溶存酸素計の開発・製造・販売を行ってきた。
同社ではMAPガス対応の残存酸素計の新モデル「RO105シリーズ」を昨年発売した。ラインアップは、O2測定のみの廉価版モデル「パックキーパー RO-105K」、飲料などのDO測定にも対応するモデル「パックマスター RO-105」(写真)、そしてO2&CO2センサーを標準搭載し1台で同時測定可能な上位モデル「パックリーダーRO-105L」。
測定は従来通りスタートボタンを押すだけのワンタッチで自動安定判断機能により安定値を表示する。測定時間は最短6秒。新機種ではいずれも80%O2までの高濃度O2測定に対応可能となった。また、いずれも減圧サンプルの場合でも手動操作不要のワンタッチサンプリングが可能になり、操作性の高さにも大幅な向上が図られている。
さらに酸素センサーは1年保証、「センサー保証期限お知らせ機能」付で、さらに1年保管(未開封)が可能になったため予備保管により欠測のリスクが低減する。その他にも、ガス配管内に詰まりがある場合にメッセージで知らせる「詰まり検知機能」を始めとした新機能も搭載されている。様々なパッケージ製品の酸素濃度測定に対応する豊富なオプション群についても従来機同様対応している。