荏原実業(株) オゾン事業部 事業部長 大平 美智男
食品衛生品質の重要性に鑑み、HACCPに基づく管理手法の必要性が強く認識されるようになり、その導入が推進されるようになってきている。このような背景から食品工場環境の安全・安心確保のため通常の化学薬剤とは異なり自然に分解し酸素に戻り、環境負荷物質が残留しないオゾンが注目され、利用され始めている。オゾンの殺菌能は環境・対象物の状態に依存し、変動するため、オゾンを効果的に使用するためには、食品加工工場の環境に適したオゾンの制御法の確立が必要不可欠であり研究者、企業により現在ではその制御方法が確立されつつある。オゾン水、オゾンガスの殺菌効果はオゾンは酸素に戻り持続的な効果が期待できないことから濃度管理が重要となる。
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