BASFジャパンは、消化吸収性がよく、体内で速くエネルギー源となる中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT) を粉末化した「Delios®」の本格販売を開始した。ココナッツやパーム油由来MCTを68%以上に規格化した製品で、カプリル酸 (C:8) とカプリン酸 (C:10)の比率の違う「Delios®S」「Delios®V」の2タイプを用意した。分散性が高く、幅広いアプリケーションに対応する。
いずれの製品も摂取後、腸管を通じて速やかに加水分解されて吸収されるため、すばやく肝臓、筋肉、脳などのエネルギー源となる。また脂肪組織にも蓄積されにくい特性があることから運動後のサポートやコロナ太り対策の食事代替品向けに提案していく意向。認知機能の改善に関する報告もされており、高齢者食やベジタリアン、グルテンフリー食品市場も視野に入れ、普及拡大を図る。製造工場はRSPO認証がありサスティナブルな原料のニーズにも応える。
同社では、運動後の筋肉痛を軽減でき、かつ筋肉に重要なプロテインを補給できる、玄米由来の機能性ペプチド素材「PeptAIde™」などもラインアップ。PeptAIde™は2019年に開催された機能性素材、スポーツニュートリションの複数のアワードで受賞歴のある製品で、Delios®やビタミン製品とともにニューノーマル時代のライフスタイルにマッチした商品づくりをサポートしている。