昭和産業では、大豆たん白製品価格改定のお知らせ7月1日納品分より、大豆たん白製品の価格を30円/kg以上値上げすると発表した。
また、日清オイリオグループでも、大豆たん白・大豆粉製品の価格改定を7月1日納入分より実施すると発表している。上げ幅はkg当たり30円以上。
以前記事にしたが https://www.kenko-media.com/food_devlp/archives/5104
不二製油も、大豆たん白製品の20~50円/kg以上の価格改定を発表している。
これらの背景には、原料大豆を取り巻く厳しい環境がある。
・天候不良などによる米国での大豆生産量の伸び悩み
(non-GMO原料の場合は、消費者意識の変化からのnon-GMO原料のニーズの高まりも)
・原料大豆の在庫率は過去最低水準
・中国の景気回復を背景とした輸入の増加
・海上運賃の上昇など物流費、エネルギーコスト、包装資材なども概ね上昇 など
これらの要因により需給がひっ迫し、値上げせざるを得ない状況のようだ。