大象ジャパンは、味元ブランドの加工用L−グルタミン酸ナトリウム(MSG)について、来年1月納入分より20-30%以上の上げ幅で価格改定を実施する。
主要原料となる糖蜜や、アンモニア、苛性ソーダなどの副原料の高騰に加え、インドネシア現地で製造するエネルギーコストや海上輸送費が急騰。さらに安心・安全を維持するための品質の確保に関わるコスト負担増など、総合的にコストが上昇している。
また、電力不足に陥っている中国品の供給不安に伴う世界需給バランスへの懸念や円安為替の影響などもあり、安定供給を行っていくうえで現状の価格で吸収することが困難と判断し、値上げに踏み切ることとなった。今後、ユーザーと調整に入り、広く理解を求めていく。