三菱ケミカルは、2022年1月1日出荷分より酢酸および酢酸塩類の価格改定を実施する。値上げ幅は酢酸がキロ当たり30円、酢酸ナトリウム(結晶)15円/kg、酢酸ナトリウム(無水)20円/kg、粉末酢酸20円/kgとなっている。
急激な原燃料の価格高騰によりコストが上昇し、各種経費の削減、効率化を実施しているものの、自助努力のみで全てを吸収することは難しいと判断、安定供給体制を維持するためにも価格改定をせざるを得ない、としている。
同社は5月にも、原燃料価格の高騰および物流コスト等の増加に伴う事業の採算性悪化等を理由に価格改定(酢酸20円/kg、酢酸ナトリウム結晶品10円/kg、同無水品15円/kg、粉末酢酸15円/kg)を実施しており、その後のさらなる操業コスト上昇により、事業環境は大変厳しいものとなっていた。