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味の素、培養肉スタートアップへ出資

味の素は、培養肉の開発・製造を手掛けるイスラエルのフードテック企業SuperMeat the Essence of Meat Ltd.(イスラエル テルアビブ市、以下スーパーミート社)との業務提携に向けて、同社に出資したことを9日に発表した。

味の素は現在、世界中で関心が高まり注目を集めている代替肉市場に着目し、2017年にイスラエルのHinoman社へ出資し、葉野菜由来の植物性たんぱく質開発を進め、昨年製品化し次世代ベジタブルドリンク「Mankai®[マンカイ]」として発売をしている。

今回、同社が注目した培養肉の市場は2030年には約250億米ドルまで伸長するとの試算も報告されている。一方、培養肉に取り組む企業の多くは、技術実証実験の段階にあり、スタートアップ企業が大半を占めている。

その中でもスーパーミート社は培養肉開発において先行する企業の一つであり、独自の細胞株による増殖・分化や技術の実証、パイロットプラントに併設する飲食施設でのメニューの受容性テストの実施など、培養肉開発に関わる一連の機能、および将来的な商業化を見据えた経験と実績を有していることから、今回の業務提携、出資先として選ばれた。

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