食品の色の中でも消費者が緑の食品に持つ健康イメージは強く、米国では“グリーンフーズ”として健康食品の一つのカテゴリーを築いている。この中にはケール、大麦若葉、クロレラなどが含まれ、サプリメントからスムージーのような飲料まで開発されている。
わが国では青汁がグリーンフーズの代表だが、ここ数年順調に市場を拡大し、2005年は末端で600億円を突破したとみられている。健康食品への規制強化で逆風が吹くなか、青汁は安全・安心なイメージで店舗ルートの売れ筋となってきている。素材としてもケールだけでなく、大麦・小麦若葉、桑葉、明日葉など多様な素材が開発され、製法や産地、素材の組み合せで競っている。
本稿では多彩なグリーンフーズ原料の市場動向と各社の取り扱いについてみていく。
主なサプライヤー
エス・エフ・シー
シェフコ
東洋新薬
日本生物.科学研究所