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丸善製薬、米ぬか発酵物の摂取による糖代謝改善を確認

丸善製薬が独自の発酵技術により開発した製品「アクティボディRB」は、HMPAを含む米ぬか発酵物で、機能性試験により同品に糖代謝の改善効果があることを明らかにした。本結果は査読付き論文「薬理と治療」に掲載された。

※HMPAとは?
HMPAの正式名は3-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)propionic acid。クルクミンやヘスペリジンなどのポリフェノールを摂取したときの代謝産物として報告されており、これらの健康作用の分子実体であることが様々な研究により示唆されている。

■食後血糖値に関する研究および結果
40歳以上65歳未満の健常日本人男女を対象に、米ぬか発酵物100mgを含む食品を4週間継続摂取させたランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施。

その結果、米ぬか発酵物含有食品の4週間継続摂取により、対照食品と比較して食後に上昇する血糖値を低減させる(元に戻しやすくする)ことが示された。検査当日の試験食品の摂取は行わずに食後血糖値への影響を評価したことから、食後血糖値改善効果は糖吸収阻害の作用によるものではなく、糖代謝改善によるものであると考えられた。

■論文掲載誌
吉野進 他 米ぬか発酵物含有食品の糖代謝改善作用の検証―ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験― 薬理と治療 2022; 50: 791-799.

※「アクティボディ」は丸善製薬(株)の登録商標

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