技術・機器の記事

新型デュアルエナジーセンサ搭載の X線検査機で高精度な検査ニーズに対応

アンリツが昨年11月より発売開始した新型デュアルエナジーセンサ搭載の X線検査機が高精度な検査ニーズに対応するソリューションとして注目されている。

従来のデュアルエナジー検査方式は、高/低2種類のエネルギー帯で得られたⅩ線透過画像の差分を取ることにより、変化のない部分が差し引かれ、異物だけが明確化される。そのため小骨など低密度の異物の検出に適しているが、新型デュアルエナジーセンサ搭載の本機では、従来は難しかった厚み40mmを超える食肉でも鮮鋭度の高いX線透過画像が取得できるようになった。

わが国での食肉消費量は2016年から2020年において約10%増加しており、海外からの輸入量も同傾向にある。海外調達の増加を背景に、受け入れ検査工程へもX線検査機の導入が進んでおり、従来機よりも更に高性能な検査機が求められるようになっている。

関連記事

  1. 防水型デジタル温度計に無線通信モデルを追加
  2. 東洋新薬 品質保証体制強化―トレーサビリティ大幅向上、異物混入リ…
  3. 1時間に12サンプル抽出を実現する自動高圧溶媒抽出装置
  4. マイクロ波減圧乾燥機の需要さらに拡大の公算
  5. 長年のNIRの知見をもとに国産の液体試料向けNIR装置を独自開発…
  6. 帳票ペーパーレス化で業務効率を向上
    HACCP支援のWeb…
  7. 電力費をはじめトータルコストの大幅削減で国内外の民需・官需で導入…
  8. 電解水セミナー HACCP制度化とJIS規格制定で普及拡大に弾み…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2025

PAGE TOP