サニートレーディングは、水中に溶存する油分(PAH-多環式芳香族炭化水素)濃度を測定する新世代の浸漬型センサ「enviroFlu-HC」を取り扱っている。
同センサの測定原理はUV蛍光法で、従来用いられてきた赤外線散乱法や吸収法に比べて高精度な測定が行えるのが特徴。同センサを用いることで、飲料水や冷却水などの凝縮水中に含まれるわずかなPAHの痕跡さえも測定することができる。
応用分野としては、石油化学産業、冷却水や排水の流れの中での油漏れ検知、水質環境モニタリングなどが挙げられる。同センサは、シャフト、フロー、配管での定置使用と、オプションのハンドヘルド測定器による移動使用のいずれも可能だ。高度なコーティング技術により、光学測定窓の汚れを軽減し、メンテナンスを最小限に抑えることができる。