CP Kelco は7月26日、米国オクラホマ州のオクマルギー(Okmulgee)と中国山東省日照市五蓮県(Wulian)の 2 つの工場施設で、バイオガムの生産能力拡大を大幅に進める計画を発表した。
バイオガムの既存設備による増産と将来的な能力増強を見据えた複数年にわたる投資プログラムの一環として行われるもの。米国カリフォルニア州サンディエゴにあるバイオガム生産施設と並んで、ジェランガム、キサンタンガム、化粧品用のダイユウタンガム、発酵セルロースを製造する 3 つの生産拠点を集中的に調整することで、顧客への安定供給を行う、としている。
その第一段階として、2020 年にWulian工場において高アシル (HA) ジェランガムのキャパアップを図り、工場全体の生産能力を 30%増強した。 2023 年には、同工場で低アシル (LA) ジェランガムの生産能力を追加する予定となっている。
また、米国オクマルギ―工場では2023 年に生産能力の 40% の拡張を完了する予定。COVID-19がもたらしたインフレとサプライチェーンの混乱のなか、世界クラスの顧客サポートとイノベーションを提供する、としている。
同社社長のディディエ・ヴィアラ氏は「バイオガム生産能力の拡大により、消費者向けの革新的な食品、飲料、パーソナルケア、ホームケア、その他の製品を開発する際に、お客様とより効果的に協力することができます。」と述べている。