ティアンドデイは、Bluetooth®、無線LAN 機能搭載のデータロガー おんどとりTR-7wb シリーズのリニューアルを図り、このほど「温度・湿度データロガーTR7A シリーズ」を発売した。TR7Aシリーズでは、クラウドへの自動送信、警報通知などの機能、シンプルな使い心地はそのままに様々な新機能が追加されてる。
そのひとつ『2ch同時表示機能』は、本体のDisplayボタンを押すことで“Ch1とCh2の現在値表示”、“Ch1の最大値・最小値表示”、“Ch2の最大値・最小値表示”の巡回表示、または固定表示が可能。『最大値、最小値、ALM表示機能』は、最大値・最小値が自動リセットされる任意の時刻を1日2回まで設定が可能。自動リセットは利用せず本体ボタンやアプリ画面から手動リセットすることも可能なため用途に合わせて活用できる。
その他、旧TR-7wbシリーズでは8,000件だったデータ記録容量は30,000件まで引き上げられており、記録間隔を最長の1時間に設定した場合、約3年半の連続記録が可能となっている。また『データ保護機能』により、万一電池残量が少ないことに気付かなかった場合や電源が途中で抜けてしまった場合も記録データは消えることなく保護される。
同シリーズは仕様の異なる4機種(TR71A、TR72A、TR72A-S、TR75A)をラインアップしており、測定温度帯や用途に応じた最適な機種選択が可能。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によって定められたワクチン管理に関する指令に準拠した温度管理を実現する『VFC モード』も搭載している(TR71A, TR75Aのみ)。
データ収集については、無料のクラウドサービス「おんどとりWeb Storage」に無線LAN経由でデ-タを自動送信することで、どこからでも温湿度の確認が可能。異常があった場合、ブラウザやメールで警報を知らせる。無線LANを利用したクラウド管理の他にBluetooth®を使ったスマート端末による管理や、直接USB接続したPCによるデータの吸い上げ、ローカルネットワーク用のサーバーアプリでの自動収集など方法はシーンに合わせて選択できる。