食品素材の記事

天然由来のカロテン類が残存する植物性食用オイルを販売

神戸化成は、アブラヤシの果肉を原料とするパームフルーツオイル中のカロテン類を残存させた植物性食用オイル「カロオイルN」のサンプルワークを開始した。

一般的な食用パーム油の場合、精製過程で250˚C以上の高温で処理するため、カロテン類等の栄養成分がほとんど消失してしまうが、カロオイルNはマレーシア産のパーム原油を分子蒸留により精製しているため、カロテン類が豊富に残っている。同品を加えることで玉子感をアップさせる効果があり、クッキングオイル(植物油脂)として様々な食品に使用できる。

推奨用途は、菓子、食パン、卵サラダ、カツ・コロッケ(揚げ油)など。菓子・デザートへの応用例では0.05~0.1%の配合量で、卵黄豊富な調理感も演出できる(図)。原材料の高騰が続くなか、製造コスト面をカバーする点でも期待が高い。

賞味期限は製造後540日間(未開封)。1kgポリ容器×6個/ダンボールケースでの提供。

 

関連記事

  1. 森永乳業の子会社であるドイツ・ミライ社、ラクトフェリン製造能力を…
  2. 米国で広がるコラーゲンブーム、「美容素材として高く評価」
  3. 日清ファルマ、ポリアミン酵母など新素材2品を参考出展
  4. オリザ油化、「シーベリーエキス」の排尿時の不安感に対する作用につ…
  5. 菊の花エキスの抗アレルギー作用、トマト種子エキスの肌の弾力維持で…
  6. 新規抗ロコモ素材「NEM®」本格販売―アスク薬品
  7. 植物由来代替肉開発に関するトータルソリューションを提供
  8. カナダから生鮮チェリーがデビュー 大粒で8月に食べられる「スタッ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2025