ニレコでは、このほど液体試料向けの近赤外分光アナライザ「A8860」を開発した。
食用油・飲料などの大型グレーディング(回折格子)とモノクロメーター(分光ユニット)採用による高品質スペクトルをベースに、開発スピードの向上、互換性部品の適用、コスト削減を目指し最適化された透過測定機構を実現した。試料ごとに装置内で60℃までの温度制御機構と連動する自動測定機能を搭載し、手間のかかる検体の温度管理の心配をしなくていい。
また簡易オートサンプラー機能搭載により、標準で2連の液体試料の自動測定を可能とした。測定波長範囲は400~2500nm。制御ソフトウエアは使い易さを重視したユーザーインターフェイスの開発に注力し、シンプルな操作性を実現している。