日本豆乳協会は、2022年(1-12月期)における豆乳類全体の生産量が416,329kL(前年同期比98.2%)となったことを発表した。
分類ごとに生産量をみると
・豆乳(無調整) 126,304kL(102.7%)
・調製豆乳 204,268kL(98.1%)
・果汁入り豆乳飲料 15,860kL(90.7%)
・フレーバー系の豆乳飲料(その他)」(コーヒーや紅茶など) 55,811kL(93.4%)
・その他(業務用豆乳など) 14,086kL(90.5%)
※出荷量も生産量と同様の傾向
無調整豆乳は引き続き増加したが、それ以外は前年をやや下回った。業務用の豆乳である「その他」カテゴリーは、外食需要の減少による影響を受けた。
なお、第4四半期(2022年10月-12月)は、商品の値上げ等が起因し、全体で104,351kL(94.9%)となった。原料価格の高騰に伴う商品の値上げが続いている中、豆乳についても同様に5%程度の値上があった。そのため、消費に対する意欲の減退や買い控えが起こったことが豆乳の生産量の減少にも影響していると考えられた。その一方で、コロナ禍で健康志向が続くなか、「豆乳(無調整)」の生産量はさらに拡大したとみている。