日本豆乳協会が発表した2023年1-3月期における豆乳類の生産量は91,021kL、前年同期比94.5%となった。
分類別に生産量をみると、
・豆乳(無調整) 29,126kL(100.3%)微増傾向が続いている
・調製豆乳 44,149kL(93.2%) 減少
・果汁入り豆乳飲料 3,558kL(96.3%) 減少
・フレーバー系の豆乳飲料(その他)11,287kL(87.3%)前年同期を下回る
・その他(業務用など) 2,901kL(89.3%)
豆乳協会では、「豆乳(無調整)」の増加の要因として、
・豆乳の特長や成分の優位性に触れる機会が増えたことが後押しとなり、豆乳愛飲者によるリピート購入が増加
・季節柄、豆乳鍋やシチュー等の料理需要が拡大した
ということを要因として挙げている。ただし、社会情勢やエネルギー問題等の外部環境の影響、消費者マインドの低下、買い控え等が影響し、無調整豆乳以外の豆乳類では前年同期比を下回る結果となったと考えている。
日本豆乳協会は、国民一人あたりの豆乳(類)年間飲用消費量を4Lに増加させ(2022年3.4L)、年間総生産量を50万kLにすることを目標に、豆乳に対する理解や関心を高めるために様々な啓発・啓蒙活動を展開している。