農林水産省は、令和3年(2021年)度の食品ロス量(推計値)を6月9日に公表した。
それによると、令和3年度の食品ロス量は523万トン(前年度比+1万トン)、うち食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は279万トン(前年度比+4万トン)、家庭から発生する家庭系食品ロス量は244万トン(前年度比-3万トン)であった。
食品ロス量は、平成27年(2015年)度には646万トン(事業系357万トン、家庭系289万トン)であったが、その後、年を追うごとに徐々に減少し、令和元年(2019年)度には570万トン(事業系309万トン、家庭系261万トン)、令和2年(2020年)度は522万トン(事業系275万トン、家庭系247万トン)となっていた。
農林水産省は、食品関連事業者から発生する事業系食品ロスを2000年度比で2030年度までに半減させる目標を設定している。また、家庭系食品ロスについても同様の目標を設定している。