林原(NAGASEグループ)はこのたび、環境に優しい貨物鉄道輸送を積極的に取り組む企業として国土交通省より「エコレールマーク取組企業」に認定されたと発表した。同時に同社製品「トレハ®」が「エコレールマーク商品」として認定された。
鉄道貨物輸送はトラック輸送に比べ二酸化炭素排出量が約11分の1と少なく、環境に優しい、エネルギー効率に優れた輸送手段として注目されている。また、2024年に施行される働き方改革関連法案の適用によって、トラックドライバーの時間外労働を規制する、いわゆる「物流業界の2024年問題」などの影響により、今後ますます鉄道貨物輸送が重要視されてくると思われる。
林原ではサステナビリティ経営における重要課題(マテリアリティ)として「環境負荷の低減」を掲げており、物流においてはモーダルシフトを進め、環境にやさしい鉄道輸送の比率を高めている。現在、同社工場から出荷される各種商品の陸上輸送における鉄道利用比率は40%以上、「トレハ®」の陸上輸送における鉄道利用比率は44%以上となっている。今回の認定は、これまでの取り組みが評価されたことによるものと考えられている。今後は、2030年までに鉄道輸送比率を50%にすることを目標にしている。