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マキベリーエキス「MaquiBright®」のブルーライトによる⽬のダメージ抑制作⽤を解明

オリザ油化は、岐阜薬科大学の原英明教授の研究グループとの共同研究により、マキベリーエキス「MaquiBright®」および含有成分のデルフィニジン類に強いブルーライトダメージ軽減作用があることを明らかにし、科学雑誌「BMC Complementary Medicine and Therapies」に論文発表した。

「MaquiBright®」については、視細胞における可視光による光障害抑制作用を確認していたが、VDT作業によるドライアイ発症の主な原因とされているブルーライト (青色LED) によるダメージに対する作用は不明であった。このたび論文化された研究は「MaquiBright®」およびデルフィニジン類の、ブルーライトによる網膜細胞へのダメージに対する細胞保護作用を評価したもの。

■確認された効果
・網膜細胞の生存率が有意に増加
・ブルーライトによる活性酵素(ROS)産生を有意に抑制
・ブルーライト照射による小胞体ストレスマーカー (ATF4)の増加を有意に抑制

これらの結果より、「MaquiBright®」およびデルフィニジン類は、ブルーライトによる網膜細胞へのダメージに対して細胞保護的に作用することが示された。そのメカニズムはROS産生及び小胞体ストレス応答の抑制であることが明らかになった。

■掲載論文
Kanta Y., Kodai I., Wataru O., Aomi M., Shinsuke N., Wakana Y., Hideshi T., Hiroshi S., Hideaki H., Masamitsu S.
Delphinidins from Maqui Berry (Aristotelia chilensis) ameliorate the subcellular organelle damage induced by blue light exposure in murine photoreceptor-derived cells. BMC Complement Med. Ther., 24, 3 (2024).
https://doi.org/10.1186/s12906-023-04322-z

■MaquiBright®
「MaquiBright® (マキベリーエキス)」は、南米チリのパタゴニア地方原産のベリー果実であるマキベリーを原料とした機能性エキスで、同社がドライアイ改善素材として2012年に上市した。アントシアニンの中でもデルフィニジン類を豊富に含有することが特徴で、一般的なアイケア素材と差別化を図れる素材として国内外の大手健康食品メーカーに採用されてきた。機能性表示食品においても、VDT作業を日常的に行う健常人に対する目の潤いサポート、一時的な目の疲労感、不快感および肩の負担の軽減について表示が可能な素材として届出受理されている。

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