ユーグレナは22日Youtubeの公式チャンネルにて新素材「オーランチオキトリウム」について配信をした。
オーランチオキトリウムは、2007年に分類された比較的新しい生物群で、藻類の単細胞の微生物である。特徴的なのは、藻類は光合成をして生育するものが多いが、オーランチオキトリウムは光合成をせず、落ち葉などの有機物を食べて分解することで栄養を摂取している。また、機能性については、青魚の約10倍のDHAを含んでいるため、アルツハイマー病、うつ病などの脳機能の疾患に良い。
気になる味については、ウニのような「海の味」がするという。同社のユーグレナと比べると、ユーグレナがコンブの味に近く、オーランチオキトリウムはより「海の香り」とのことだ。
今後のオーランチオキトリウムの活用方法としては、ビーガンや妊婦など魚を摂らない、または魚からの十分なDHAを摂ることができない人が、効率良くDHAを摂ることができる「プラントベースのシーフード素材」として期待される。これまでに、ラーメン店とコラボして魚介ラーメンのスープとしてオーランチオキトリウムを使った実績がある。
今後は製造方法を変えることで味を作り分ける技術にも挑戦するとのことだ。ユーグレナが10年近く研究しついに発売した新素材オーランチオキトリウムは、新しいプラントベース素材として要注目だ。