消費者庁は5月10日に「第4回機能性表示食品を巡る検討会」を開催し、3つの協会と有識者へのヒアリング後、9名の構成員によって議論が行われた。今回の主な議題はGMPの要件化について。前提として、機能性表示食品制度においてGMPを要件化する場合は「サプリメント」に限定するべきだという意見が確認された。
今回構成員の意見は大部分において一致していた。1つは、原材料を扱う工場のGMP認証を広げるべきであり、それと同時に最終製品の工場における原材料の受入れ試験を強化すべきだという意見が複数人から挙げられた。2つ目は、特に海外から原材料を輸入する場合において、過去にヒト試験等が行われたことを安全性の基準として示す場合、試験時に使われた原材料と自社で使用する原材料の同一性の確認を厳格化すべきだという意見も挙げられた。
次回「第5回機能性表示食品を巡る検討会」は5月17日(金)に開催予定。