(株)吉兆堂(本社:兵庫県神戸市、代表:ミュラー アレキサンダー丈嗣)は、7月16日、CBD原料に関する新たな取り組みを発表した。法改正の動きを受け、同社はCBDの残留THC濃度1ppmという厳格な基準をクリアした原料の提供を開始する。
この動きの背景には、CBD業界における安全性への注目の高まりがある。吉兆堂は、より安全なCBD製品を市場に提供するため、代表自らがスイスの原料調達先を訪問。原料の成分分析を徹底的に行い、高い品質基準を満たす製品の確保に努めた。
同社が提供するCBD原料の特徴は以下の通り:
1. GACP認証を取得した農業実践に基づく栽培
2. Bio Suisse認証を取得した農場での生産
3. GMP認証取得工場でのCBD生産
4. スイス国内の薬局への卸実績あり
さらに、吉兆堂は独自の水溶性CBD原料も提供している。この原料は製法特許を取得しており、大手飲料メーカーからの引き合いも多いという。
業界団体との関わりも深く、同社代表のミュラー氏は一般社団法人日本ヘンプ協会(JIHA)参与、一般社団法人日本カンナビス産業協会(MAJIC)理事、全国大麻商工業協議会 理事を務めている。これらの活動を通じ、CBDの効能や可能性の科学的検証、安全なCBD製品の提供、ヘンプの健康増進効果の啓発に取り組んでいる。
CBD市場の拡大が見込まれる中、吉兆堂の今回の取り組みは、業界全体の品質向上と信頼性確保に寄与すると期待される。