関連トピックス

ひかり味噌、2024年秋冬新商品「THE ORGANIC」発表 環境配慮型商品で市場拡大へ

ひかり味噌(長野県諏訪郡)は7月30日、2024年秋冬新商品として有機味噌ブランド「THE ORGANIC」を発表した。同社は有機味噌市場で83%のシェアを持つリーディングカンパニーで、今回の新商品でさらなる市場拡大を目指す。

「THE ORGANIC」は、有機大豆(400g、参考小売価格702円税込)と有機米麹(400g、参考小売価格756円税込)を使用した2種類の味噌ラインアップで構成される。パッケージには環境配慮型の再剥離ラベルを採用し、同社独自の環境配慮マーク「ひかるエコ」を表示。この「ひかるエコ」マークは、オーガニック、バイオマスインキ使用、プラスチック削減など7つの環境配慮指標を設定し、商品ごとに該当する項目を示している。現在35商品に付与され、今後さらに拡大予定だ。ターゲットは30代、40代を中心とした環境意識の高い消費者層。9月1日より全国スーパーマーケットで発売される。

同社社長の林善博氏は「オーガニック市場は緩やかな成長が続いているが、消費者の環境意識は高まっている」と述べ、新商品のコンセプトを「美味しくて、これからもずっと食べたいから、無理なく続けられる、みんなに優しい味噌」と紹介した。

同社は、有機味噌の生産から消費までの一貫したサステナブルな取り組みを「未来に続くオーガニック」と表現し、環境に配慮した商品開発を進めている。

ひかり味噌は2025年度の売上目標を今期210億円予想に対して220~225億円とし、新商品を含む有機味噌事業の拡大と、海外事業の成長を軸に更なる業績向上を目指す方針だ。海外では和食ブームと円安を追い風に、小売・業務用ともに好調という。

一方で、原材料価格高騰への対応として、商品数の整理と生産効率の向上にも取り組む。林社長は「付加価値路線を進めつつも、お客様の購買範囲内に収めることが重要」と強調し、持続可能な経営戦略の構築に意欲を示した。

関連記事

  1. 食品開発展 本日より開催 素材・技術が多数出品 6日(金)まで
  2. 物産フードサイエンス、セミナーでケストースの紹介、1月には研究会…
  3. 「ラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリン」を機能性関…
  4. 新たな食品改質剤―歩留り・栄養素を保持し、省電力・CO2削減も解…
  5. どうかわる??機能性表示食品制度 ~製造・品質管理及び安全性・信…
  6. 日清オイリオ、オリーブオイル、ごま油、こめ油等の食用油価格を7月…
  7. アスク薬品の販売するマンゴー葉乾燥エキス「Zynamite®」が…
  8. 第3回 DSMサステナビリティ経営フォーラム (「東京栄養サミッ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2025