サンクトは、機能性表示食品市場に向けた新たな提案として、12品目の原料に対して合計19類のヘルスクレームに対応できる体制を整えたことをこのほど発表した。来月開催される「食品開発展」に初出展(小間番号2⁻420)し、本格的な案内を開始する。
この新展開により、同社は健康食品メーカーに対して、より幅広い選択肢と柔軟な対応を提供することが可能となった。提供可能なヘルスクレームには、睡眠の質改善、筋肉量の維持、ストレス緩和、血圧管理、疲労回復、関節機能の維持、認知機能の向上、体温維持、肝機能サポート、体脂肪低減、骨の健康維持、血糖値管理、コレステロール低下、紫外線保護などが含まれている。
宍戸哲夫代表は、「今回の拡充により、私たちのお客様である食品メーカーの皆様に、より多様な機能性表示食品の開発機会を提供できるようになりました。各ヘルスクレームは厳密な科学的検証を経ており、消費者の皆様に安心してご利用いただける製品開発をサポートしてまいります」とコメントしている。
特筆すべきは、サンクトが各ヘルスクレームに対して、機能性表示食品の申請に必要な科学的根拠(システマティックレビュー:SR)を提供できる体制を整えた点である。これにより、食品メーカーは機能性表示食品の開発から申請までのプロセスを大幅に効率化できると期待されている。特に、これまで製造販売に特化されてきた食品メーカーにとっては、製品開発のハードルを下げる重要な役割を果たすことが考えられる。