コーセーは、新たなインナービューティーブランド「Nu+Rhythm(ニューリズム)」を立ち上げ、その第一弾となる商品「イーストプロテイン アソートセット」を9月20日に発売する。
「イーストプロテイン アソートセット」(写真)は美容成分を配合したプロテイン飲料で、一人ひとりの美しく健やかな毎日をサポートする美容プロテインと位置付けられている。たん白素材として酵母(イースト)プロテインを採用し、パッションフルーツ種子由来の素材「パセノール™」をはじめ、ビタミン11種類、コラーゲンペプチド、乳酸菌、GABAといった美容と健康のための成分を加えている。
酵母プロテインはパン酵母由来のサステナブルな原料で、アミノ酸スコアは100、アレルゲンフリー。溶解性が高いことが大きな特徴で、シェイカーなしでもすぐに水と混ぜられる。また、耐熱性があるためお湯に混ぜて温かい状態でも利用できる。パセノール™は森永製菓の独自健康素材で、ポリフェノールの一種であるピセアタンノールが含まれている。機能性研究では同成分がサーチュイン遺伝子を活性化するといった機能性も調べられている。
1回分の個包装であるため、一般的なプロテイン製品のように大袋から1回分の量を量るという手間がなく、持ち運びも簡単。フレーバーは「リッチ ココア」「ほうじ茶 ラテ」「パッション フルーツ」「コーンスープ」の4種類。アソートタイプにして選べる楽しさも訴求する。
同品はコーセー直営店およびオンラインショップで9月20日より発売する。「Nu+Rhythm(ニューリズム)」は、同社のウェルビーイング領域の取り組みから生まれた新ブランドで、本品が新ブランドの第一弾商品となる。今後もさらにウェルビーイングに関する商品を拡充していくという。
【「Nu+Rhythm」発表会】
発売に先立ち、コーセーでは9月10日(火)に新ブランド及び新商品に関する発表会を開催した。
Nu+Rhythmは、Nutrition(栄養)とRhythmを合わせた造語で、毎日の生活リズムをサポートし、その先にある美容に貢献するという思いが込められている。
取締役 兼 経営企画部 部長の原谷美典氏からは、「化粧品にとどまらない新しい価値の提案としてウェルビーイング領域に対する取り組みを進めている」と意気込みが語られた。
経営企画部 経営戦略室 室長 田中健一氏は、本商品のきっかけとなった社内公募型の新規事業創出プログラム「Link」について紹介。社員の提案を採用し、スピーディに商品化に取り組む仕組みで、本商品は昨年採択され、これまでにないスピードで商品化に至ったという。
経営企画部 経営戦略室 事業開発課の菅井蔵氏からは本商品の開発の経緯や特徴が語られた。プロテインについて誤った認識やネガティブイメージを持っている人が多いのが現状で、プロテインに関する正しい情報発信が必要と痛感している。しかし、問題となっている部分やネガティブイメージを払拭することで市場拡大が見込めるとも考えているとのこと。
★問題と解決方法
・パッケージがおしゃれじゃない
⇒飲んでいることがおしゃれだと思える商品に仕立て上げる。
・大袋で続かない
⇒1回分ずつの個包装で、おいしさにこだわり、選べる楽しさからアソートにした。
・飲むための準備が面倒
⇒酵母プロテインを採用したことで溶けやすいためどこでも作れ、オフィスでも飲める。
・プロテイン摂取が続かない
⇒続かない問題の解決のため美容成分を入れて毎日摂取するモチベーションをアップ
以上の問題解決策を反映し、「イーストプロテイン アソートセット」は作られた。
田中氏は「プロテインが美容に良いことを一人でも多くの人に知ってもらいたい。健康も美容も大切にしたいという女性に寄り添いたい、そんな考えがベースとなった」と熱く語った。