オリザ油化が今秋上市する新素材は、「桜」をテーマとした素材の第二弾となる「さくら乳酸菌®」。10/23~25に開催の食品開発展で詳しい特長や機能性データを紹介する。
「さくら乳酸菌®」は、国内のしだれ桜から採取された乳酸菌(Lacticaseibacillus paracasei shidare株)を素材化した加熱殺菌粉末。機能性研究において、整腸・便通改善作用はもちろん、美容作用、免疫向上作用、エクオール産生促進作用が確認されている。
整腸・便通改善作用においては、ヒトモニター試験において2週間の継続摂取で、排便量・便形状スコアの改善を確認。排便回数・残便感も改善の傾向がみられた。マウスへの経口投与では、腸内セロトニンの増加と排便量の増加傾向、糞便中IgAの増加、血中エクオール濃度の増加を確認した。
細胞試験ではIL-10およびIL-12の産生能向上作用がみられた。とくにIL-12産生能向上作用は、市販の主要乳酸菌素材5品と比較して最も強いものであることを確認している。さらに、線維芽細胞におけるコラーゲン合成酵素とヒアルロン酸合成酵素の遺伝子発現増加作用も確認済み。
ナノ型乳酸菌であるため優れた吸収性・分散性が期待できる。殺菌体であるため扱いやすく、加熱工程がある商品にも配合できる。さらに、世界的に幅広く使える菌種であるため、中国をはじめ世界的に利用することができる。同社は抗糖化作用を有する「桜の花エキス」に続く「桜」素材の第二弾として、国内はもとより海外に向けても拡販を進めていく。
食品開発展についてはこちら→ https://hijapan.info/
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