ネキシラは、カロブ豆とウチワサボテンを独自配合し、胃内の粘度コントロールにより満腹感を調節する粉末素材「Carolean™(カロリーン)」の販売を開始した。
「食感と粘度が満腹感と満足感の鍵となる」との研究報告をもとに開発された製品で、摂取後15分で粘度が70%に達し満腹感が早く得られる。また80分後には粘度が下降し、必要なタイミングのみ満腹感が付与され、胃内容物が留まることによる不快感が続くこともない(図1)。
マウスを使った試験(4週間)では、食前にCarolean™を摂取することでコントロール群と比較して食物摂取量が最大47%減少し、食事量のコントロールが習慣化されることを確認。また、インシュリン分泌・摂食抑制に関わる消化管ホルモンGLP-1が増加し、摂食を促進させる消化管ホルモンのグレリンが減少することも判明した。
推奨摂取量は食事15分前に1g~1日3回まで。先行発売する東南アジアでは既にヒット商品も報告されており、ドイツではハードカプセルでも採用実績が上がっているという。